高齢者全員の生活を国が支えるのは無理だってば

70歳まで「ほぼ現役」ってなんなの(^^;

「65歳まで完全現役、70歳までほぼ現役な!」って言ってた自民党の1億総活躍推進本部(川崎二郎本部長)が、年金の受給開始年齢を71歳以上からも選択可能にする提言をまとめたそうです。
ソース:年金受給開始、71歳以上も=自民、「1億活躍」で提言

※誤解してはいけないのは、全員71歳以上からにするのではなくて「希望者は」ってところです。私も仕組みとしては賛成です。

年金は「うっかり長生きしちゃった時の保険」

私は怠惰ではありませんがそれほど勤勉でもないので、
正直、70歳まで働きたくないでござる! 絶対にアーリーリタイアするでござる!

ただですね、年金支給の年齢まで生活すればバラ色の年金生活が待っているかというと、そういうわけではないのです。
「賦課(ふか)方式」を取る日本の年金制度の仕組みでは、私マタスー41歳が年金もらえる頃には、今よりも水準が大きく減っていると考えるのが自然ですからね。


ソース:総務省統計局

いつみても、綺麗な釣鐘型ですね。

大臣経験者の竹中平蔵さんが、こんな事を言って炎上したことがありました。

そもそも日本人は、社会保障に対して誤解をもっています。自分が90歳まで生きると思ったら、90歳まで生きる分のお金を自分で貯めておかないとダメなんですよ。保険は不測の事態に備えるものなんですから。

年金というのは、生きるリスクに対してかける保険。「90歳まで生きるつもりでそこまでのお金を貯めていたけど、100歳まで生きちゃった」というリスクにかける保険です。

みんなの介護(「賢人論。」第13回竹中平蔵氏)

炎上はしてたのですが、私、これ、事実だと思います。

年金はあくまでも補助的なものとして、老後の生活を成り立たせる手段を考えなくてはいけないのですよ。だって平均寿命がもの凄く延びた上に、少子高齢化なんですから、「高齢者全員の生活を国が支えるのは無理」という時代は、確実にやってきます

ちなみに、年金を「うっかり長生きしちゃった時の保険」って言ったのは、権威ある都議会議員のおときた駿さんです。

深刻な世代間格差

少子高齢化のため、年金の支給額は若い世代になるほど少なくなります。いわゆる世代間格差です。
この世代間格差にも色々な捉え方があるとは思いますが、厚生労働省のこの漫画が大炎上したのは記憶に新しいところです。

厚生労働省・一緒に検証!公的年金から引用

Twitterでは「『そうね…』じゃねえよ!」というツッコミが「バルス」を彷彿とさせる勢いで流れたとか流れてないとか。

一方で、小泉進次郎氏を中心とする若手政治家に「高齢者優遇は行き過ぎだ」「全世代型社会保障を!」という議論が出て来ているのは大変心強い限りであります。
日経ビジネス:小泉進次郎氏らが激論!高齢者優遇は行き過ぎだ

日本社会をより良くしていくためには、過去よりも未来に多くを持つはずの若い世代に投資していく必要があると思います。
記事の議論には全面的に賛成するのですが、一方で、政治家が高齢者層を敵に回すのは心配でもあります。なんとか上手くやって欲しいです…

自助努力も忘れずに

国が高齢者の生活を支えられないなら、やっぱり自分で老後に備えておく必要があるんじゃないでしょうか。

もし、あなたが今若いなら、(貰える年金は少ないかもしれませんが)資産形成の時間はたっぷりとあるのです。
株や投資信託等で資産運用するのなら、始めるのは若いうちからの方が圧倒的に有利です。
そこまでやらないまでも、個人向け年金に有利な条件で加入しておくのも良し。
若さという強みを最大限に活用しましょう(^^

拙作ですが、ゼロから始めるサラリーマン投資もご一読いただけると嬉しいです(宣伝

世代間でいがみあうなんて、愚の骨頂ではないでしょうか。
自分の世代ゆえの強みって必ずあると思います。活かしていきたいですね。

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コメント

  1. より:

    『長男の嫁は苦労したわ』
    そこから導かれるのは
    『長男の嫁の年金を厚くしよう』
    霞が関は頭が悪い

    一人当たりの名目GDPが世界に比べて高いのは1995年
    その頃の中堅が一番頑張っていた。
    その年代に一番年金を厚くしているのか?
    霞が関は頭が悪い

  2. より:

    > 世代間でいがみあうなんて、愚の骨頂

    じいちゃんばあちゃんを責めてる人なんてほとんどいないです
    金があって豪遊していた、その時の体質を根本からチェンジ
    できない官僚が無能だという話になるでしょう

    小手先でいじくりまわして、
    偏差値30くらいの学生みたいな感じで
    問題を先送りしているだけじゃないですか

    • より:

      『長男の嫁は苦労したわ』
      そこから導かれるのは
      『長男の嫁の年金を厚くしよう』

      一人当たりの名目GDPが世界に比べて高いのは1995年
      その頃の中堅が一番頑張っていた。
      その年代に一番年金を厚くしているのか?

      霞が関って頭悪い

    • マタスー より:

      りさん、コメントありがとうございます。

      問題の先送りっていうのは、おっしゃる通りなんですよね…

      「年金支給を遅らせましょう」とか「支給額を減らしましょう」とか言うと、政治家も票が取れなくて落選しちゃうから、難しい面もあるんでしょうね。
      少なくとも、裕福で必要のない人には支給しない(その代わりに表彰するとか)くらいの改善はしておくべきだったかと思いますが…

      政治も行政も後手後手になってしまっている感はありますね。