「戦国妖怪死にゲー」
点数をつけるなら満点をつける出来。
2週目を完走したけど、今でも戦いに赴いて気の向くままに敵を切り捨てたくなる。
まさに仁王。
なんといっても、戦闘が楽しい。
操作は複雑だけど、戦っている感が半端ない。武器を振るって戦っているだけで楽しい。
ハクスラ要素もあるけど、本当に楽しい行為なら報酬など不要。
ただ、敵を切るのが楽しい。
まさに仁王。
「ゲームってどうしても戦闘になっちゃうじゃないですか。僕は戦闘がメインじゃないゲームを作りたい」とか言ってた平和主義者の小島監督が聞いたら卒倒しちゃうかもしれないけど、敵と戦い、斬り合うだけで楽しい。
それが仁王。
アクションゲームとしての出来は最高だと思う
ちなみに、前作は未プレイです。
前作の「仁王」はやってないので、上・中・下段の使い分けとか、攻撃後の「残心」とか、忙しい操作に慣れるまで、結構時間がかかりました。
敵の攻撃力は強いし、ぱっと見攻撃できるスキもないし、「どうすんだよコレ…」って絶望を感じる事もありました。
でも、どの敵にも対処法があって、それを見つけて指先で覚えていくのが楽しい。
かつてとんでもない強敵だった中ボスも、そのうち「道中で良く見かける雑魚」に替わっていきます。
始めたばかりの頃は猿鬼に何度もぬっ殺されたり、回復薬を使い切ってしまうくらい苦戦して「またこいついるよ、カンベンしてくれよ…」て泣いてたもんですが、だんだん慣れてくるとノーダメージで倒せるようになったりして「へいへい、かかってこいや猿が」って調子こく自分に気づきます。
まあ、油断するとその道中の雑魚にもすぐにぬっ殺されるのですが、それがイイ。
ボスでもとても強いのがいて、最初は「こんなん勝てるわけねえだろアホか!!」って思ってたけど今はもうマタドールのように身をかわしながら倒せる好バランス。
イイですね、プレイヤーも成長するアクションゲームならでは、です。
「ちょっと一撃のダメージ多過ぎね…?」と感じる事はありましたが、理不尽な当たり判定を感じる事はありませんでした。すごく気合いれて調整しているんだと思います。
理不尽な当たり判定で思い出したわけではありませんが、モンハンだと敵の体力が多すぎるように感じるので、仁王2くらいの体力が個人的にはちょうどイイな。ボスも何戦でもしたくなります。
最適解を追求する事だけがゲームではないと思うんだ
アクションの幅も、やれることがいっぱいあって楽しいのです。
武器が9種類あってそれぞれ上中下段でモーションが違うし、多様な妖怪技とか武技が面白いですね。
もっとも、これだけあると正直「あまり強くない」技も多いわけですが、強くなくてもカッコ良かったり決まると気持ちイイ技だったりするわけです。
例えば、カウンター技がいくつかあって、敵の攻撃に合わせるとカッコイイモーションで反撃したりするわけですが、判定がシビアな上にそこまで強くない。
普通にかわしてから反撃した方がダメージ総量が高くなったりして、ぶっちゃけハイリスク・ローリターンなんですが、つい使いたくなっちゃうんですよね。誰が見ているわけでもないのに「朧」でスタイリッシュに決めたくなってしまう。
全部の技を同じ位の強さに調整できるわけもないし、あまり効率を気にせずに好きな技を使うのも、なかなか楽しいものです。
あ、でも妖怪化は流石に弱すぎるかな…
その他で言うと…
あと、キャラメイクもかなり自由度が高いっす。
http://ge-soku.com/archives/nioh2-8.html より
僕は犬走椛作りたかったけど、あまりうまくいかなかったので写真はアップしないことにする。
流石にアニメ絵の再現は難しかった…
少し気になるのは、ダウンロードコンテンツ(DLC)前提の作りがチョコチョコと垣間見えるところかな。スキルに埋まらない空白があったり、「この場所の機能これだけ…?」って思う部屋があったり。
もっとも、この出来ならDLC買っちゃうけどね!
死にゲーとハクスラの相性は悪くないかと
死にゲーって、道中の雑魚と戦うのが結構楽しかったりするんですが、僕だけかな…?
「楽しい行為なら報酬は不要」って上に書いちゃったんだけど、たまに良い装備が出たりすると嬉しいじゃない?
2週目終わった時点でも、がっつりしっかりのハクスラではないけど、敵を楽しくシバキつつ、たま~に殺され、たまにイイ装備をゲットできるくらいのまったりバランス。あまり周回周回と気持ちをはやらせなくても、長い事遊べるゲームかと思いますです。
どこかのサイトに
「こんな難しいゲームを他人に勧めるヤツは仁王」
って書いてあったんだけど、最初は不可能に思えるくらい難しい事が、だんだん簡単に思えてくるのはとても楽しいよ~っておススメしちゃいます!
Easy oar.
コメント