マネックス証券と楽天証券、米国株の手数料引き下げ合戦の件

投資関連

先月のエントリー

楽天証券スゴイじゃん…!という事で新しい口座を作りました
楽天証券に口座を開設しました これまで使っていたマネックス証券・SBI証券に加え、楽天証券にも口座を作りました。 なぜならば、投資信託の定額積み立てをやるうえで、(大手証券会社の中では)楽天証券が一番有利だからです。 楽天カー...

の中で

「投信積み立てなら楽天・海外株ならSBIがイイと思うよ」

なんてシンプルに書いたのですが、

その直後

マネックス証券が米国株の手数料下げを発表、

それに対抗して、楽天証券も米国株の手数料を引き下げました。

あれ~、SBIがイイって言ってたのがウソになるんじゃないかと思って、慌てて確認しましたハイ!

ただいまの比較を見ますと


ソース:楽天証券ホームページhttps://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20190705-02.htmlより

これを見ると、どうやら楽天証券が一番有利に見えますね。

でもちょっと待ってください。

上記の表では「最低取引手数料」しか差がありません。

最低取引手数料とは何か?

三社とも、米国株を取引する時の手数料は、通常「約定金額(取引額の事)の0.45%」で全く同一です。

しかしながら、取引額があまりにも小さい時、例えば500円(大体4.6ドル)とかの場合には、証券会社としては「そんなに安い手数料でやってられるか!!」という事になるので、どんなに少額でもこの手数料は頂きますよ、というのが最低取引手数料です。

もしも、上記4.6ドルの取引をした場合、4.6ドルの0.45%=0.02ドルという事になりますが、
最低取引手数料が5ドルのSBI証券の場合、最低手数料5ドルが取られるので「買った株よりも手数料が高い」という悲惨な事が起こります。

マネックスで取引した時には、最低取引手数料0.1ドル。

楽天で取引をした場合、0.02ドルが最低取引手数料0.01ドルを上回るため、手数料は0.02ドルです。

少額取引なら楽天が有利!! ではあるけれど…

上記で説明したように、取引額が極端に少なければ楽天証券が一番有利、という事になりますが…

約22ドル(約2400円)以上の取引を行えば、マネックスの最低取引手数料0.1ドルを上回るため、楽天でもマネックスでも手数料は一緒です。

実質問題、ほとんど差はないと考えていいでしょう…

一方、SBIの最低取引手数料を上回るためには約1111ドル、日本円で12万円程度が必要になるため、「5万円づつこまめに買いたいな~」みたいなケースでは他の証券会社に劣ってしまいます。

と言う事で、少額取引でこまめに積み立てみたいな事を考えている人は、マネックスないし楽天がベストアンサーになるかと思います。

マネックス証券の為替手数料無料は嬉しいかも

さらに、マネックス証券では日本円⇒米ドルに両替する時の手数料も、半年間無料になるそうです。

米ドルの為替手数料(買付時)につきましても同時に、2019年7月8日(月)から2020年1月7日(火)国内約定分(予定)まで無料といたします。
ソース:マネックス証券ホームページhttps://info.monex.co.jp/news/2019/20190704_01.htmlより

マネックス証券の為替手数料は、通常1ドルあたり0.25銭です。
このキャンペーンは、為替レート(例:1ドル=108.2円)が、0.25円違うという事に相当するので、地味に大きいです。

私が米国株ならSBIじゃね?って考えていた理由も、SBI銀行を使う事でこの手数料が1ドルあたり4銭と非常に安く抑えられるからです。

半年間の特別措置のようなので、米国株にデビューしたい人はマネックスでドルに両替しておくのもイイかもしれませんよ。

で、SBI証券の最低手数料引き下げはまだ~??

と言う事で、三大ネット証券の覇権争いの巻でした。

Easy oar.

 

2019/7/9に追記 SBIがついに最低手数料「無料」化を宣言

こちらに記事を書きました。

ネット証券三国志? SBI証券がヤケクソ気味に最低手数料”無料”化
7/7(一昨日)に書いた下記のエントリーでは、 マネックスが最低手数料を従来の5ドルから「0.1ドル」にしたよ! それを見て楽天が「0.01ドル」にしたしたよ! …というところまでだったのですが、これで終わ...

コメント

  1. […] マネックス証券と楽天証券、米国株の手数料引き下げ合戦の件先月のエントリー の中で 「投信積み立てなら楽天・海外株ならSBIがイイと思うよ」 なんてシンプルに書いたのですが、 そ […]

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