精油に関して真っ当な知識のある人は、無責任に精油を飲む事をおススメしたりはしません。
マルチ商法も、正しくやるならネットワークビジネスという歴としたビジネスですが、残念ながら、過剰な宣伝や不健全な勧誘の仕方が幅を利かせています。
不健全な勧誘をしてくる人の大きな特徴を二つご紹介します。
『他のメーカーの精油は二級品、ウチのだけが本物』って言う
例えば、
「他社の精油は材料に農薬を使っているので、使うたびに体に毒がたまる」
「このメーカーだけは完全無農薬で、体に悪いモノが一切入っていない」
「使うたびにデトックスができる」
「飲んでも大丈夫なんだよ」
私も若い頃、ネットで知り合った人にそんな宣伝をされました。
彼ら/彼女らがどこまで信じているのかはわかりませんが、私が会った人は目がキラキラしてたので割と本気でそう思っているのかもしれません。
「市販品にはみんな毒が入っている」と言っている人もいました。
ネットを見ていると、「精油を飲まされそうになった」という体験談もあるので、
「こういうのってなくならないんだな~」とちょっと暗い気持ちになります。
外国では精油を飲む療法があるのは事実ですが、それほど一般的なものではありません。
私は流石に無理やり飲まされた事はありませんが、飲み物に勝手に入れる信じがたい人もいるそうなので、気を付けてください。
「スゴイ人」に会わせようとしてくる
マルチ商法に勧誘してくる方々は、その商売でとてつもなく儲けているスゴイ人を紹介してくれるのが大好きです。
「とにかくスゴイ人なんだよ!」って結構立派なマンションでパーティーとかセミナーとかを開催してご招待してくれますので、強い気持ちで断りましょう。
これはABCと言う売り方です。
A=アドバイザー(スゴイ人)
B=ブリッジ(紹介者)
C=カモカスタマー(お客さん)
を表し、Bの紹介者が、Aさんを「スゴイ人なんだ」ってとにかく持ち上げる事で、商談の説得力を増すというやり方です。
スゴイ人になんかスゴそうな事をいわれて、「あなたにもできます」っていうのがマルチの黄金パターンです。
これは「ホイラーの法則」の第一条、「ステーキを売るな、ステーキの焼ける音と匂い(シズル)を売れ」に基づくやり方の一つで、「製品の凄さ」をアピールする前に「説得者の凄さ」をアピールする事で、より売りやすくしているんですね。
種がわかっていれば、どうって事ないです。
というわけで、こういう精油の売り方をしてくる人とは距離を取りましょうってお話でした。
皆様楽しいアロマライフを。
いじょっ!
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