大病をして、足るを知った話 老子曰く「知足者富」

健康

直腸がんの手術(6/10)から復調し、7/3,4,5と三日間仕事できました。

「会社に行くのがスゲエ楽しい!」っていう感覚は何年ぶりだっただろうか…

有難や、有難や。

今は、基本的に何を食べても大丈夫(量と早さは要注意だけど)なまでに快復できました。

今日は久しぶりにマクドナルドのハンバーガー食べてみた。美味かった。

有難や、有難や。

手術した日なんて、水も飲めないし寝返りもままならない状態だったんですが、先生の腕も良くてさしたる合併症・副作用もなく、最短の日程で退院する事ができました。

職場の上司や同僚も心配してお見舞いに来てくれたり、遠方から弟が手術の付き添いにきてくれたり、色々な応援を頂きました。

有難や、有難や。

がん保険などには入っていませんでしたが、有給休暇や高額医療費補償などの会社の制度があり、お金の心配はありませんでした。

世の中にはサラリーマンをDisるブロガーや書籍も溢れていますが、こういう時はサラリーマンって恵まれているな、なんて思ってしまいます。

有難や、有難や。

早期発見できてひとまず完治できたのが何よりでした。

一定の確率で様々な後遺症や、最悪「二度と目が覚めない」なんて事もあり得たわけで、「生き死には時の運」なんて言葉も実感しましたが、今はもう、何かにつけ幸せを感じております。

なんなら、ウンチする時すら幸せです。

老子に曰く、「知足者富」(足るを知る者は富む)

何を食べても美味しいと感じ、今の生を楽しいと感じる事ができるのは、これ正に富と言えましょう。

さて、上記の老子の言葉には続きがあり、

「知足者富、強行者有志。不失其所者久。死而不亡者壽。」

下のリンクでは興味深い口語訳をつけてくれています。

老子 第三十三章 足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り | ちょんまげ英語日誌

満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間で、努力を続ける人間はそれだけで既に目的を果たしている。自分本来のあり方を忘れないのが長続きをするコツである。死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が本当の長生きである。

この訳は、とても響きました。

特に「死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。」の部分。

死は誰もが避けられないもの。

でも、もし私が明日死ぬとしても、幸せに長生きできたと、心から思えましょう。

有難や、有難や。

Easy oar.

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