とにかく、肩甲骨のあたりと肘が痛い
5月の中頃から、とにかく肘と肩甲骨が痛くて、ほとんどブログを更新できていませんでした。
(書きたいネタとモチベーションはあったんですよ、ホントに)
ちょっとマウスを使うと、右の肩甲骨と背骨の間、そして右肘が交互に痛くなるという地獄を経験していました。
これは辛かったです。
最初はパソコンを使っていると少し肘が痛いな~程度だったのですが、ピークの時にはイスにじっとと座っているだけで痛くなるようになってしまいました。
もう仕事できないレベル。
今はそこそこ治って来て、パソコンを使うのもそれほど苦痛では無くなりました。
ので、原因と対策を忘れないうちにまとめて残しておきます。
なぜ肘(と肩甲骨)が痛くなったのか
直接的な原因はパソコンの使いすぎみたい
もう痛くて仕方がないので、近所の接骨院に駆け込んだところ、腱鞘炎、簡単に言うとテニス肘ですねって言われました。
テニスやらないのに、テニス肘ですか?
テニスをやらなくても、パソコンを多く使う人には起こるんですよ。
キーボードは手首を曲げて打ちますし、マウスも腕に負担がかかります。
そう、テニスをやらなくても、パソコンで一生懸命仕事をしているだけでテニス肘(腱鞘炎)になるそうですよ皆さん。
手首が曲がった状態をキープしていると、筋肉や腱に負担がかかり、それが蓄積すると肘に痛みが走るようです。
でもテニスをやっているわけではないので、むしろ「マウス肘」と呼ぶべきでは…?
私はそう呼びます。
でも… 私よりパソコンに向かっている人も多いのに、どうしてそういう人は痛くならないのか?
痛くなる人と痛くならない人の違いは…?
本質的な原因は全身の歪み(私の場合)
接骨院では、先生が私の体を確認しながら、分析してくれました。
姿勢が悪く、骨盤が歪み、右肩が本来より後ろに位置してしまい、マウスをつかうときに腕に大きな負担がかかっていますね
「この辺痛いでしょ?」って押されるところがことごとく痛い。痛いから押すなって。
風が吹けば桶屋が儲かる感もありますが、体というのは一つですからね。納得しました。
まずは骨盤から正しい位置に矯正していくのが近道ですね。全身の歪みを正しましょう。
自分ではそんなに姿勢がおかしい自覚は無かったのですが、後程説明する「矯正」を入れてもらうと確かに体が整う感がありました…
姿勢、大事です(キリッ
あらゆる手段で療養だ!
原因は分かったら対処しなくちゃいけません。痛いんで。
ありとあらゆる手段で療養に励みました。
整体:矯正
接骨院で全身矯正をしてもらいました。ゴキゴキポキポキなるヤツです。
はい、じゃあまず骨盤から行きますよ~(笑顔
(ゴキッ) ぐへっ…
んー、首も歪んでますね~(笑顔)
(コキン) かはっ…!?
はい背中行きまーす。力抜いてくださいね~(笑顔)
(ボキッ) ぐふう…
もう一度背中行きますよ~(さわやかな笑顔)
先生、僕痛いのは右肘…(ボキボキ) ごふっ…!
矯正は、マッサージの効果が短時間で得られる方法、みたいなイメージですね。
矯正を繰り返す度に、ゴキゴキ音は小さくなるので、多分骨格が正しくなっているんだと思います。
最初はびっくりしたけど、慣れれば大丈夫! 痛いのは一瞬だから!
整体:マッサージ
矯正を数日に分けて数回やったのちに、マッサージに入りました。
もうね、悪いところはちょっと押されただけで筋肉が痛いです。
「この位でしか押してないですよ~」って笑顔で教えてくれましたが、痛いモノは痛いです。
でも、日に日に良くなっていくのを感じますね!
良くなってくると、同じところを強く押されても「痛気持ちイイ!」という感触に変わってくるので、そうなればしめたものです。
なお、マッサージを受ける時には、恥ずかしがらずに痛い時には「痛い」と言った方が施術する人も分かりやすいとのことです。
やせ我慢ダメ。絶対。
シップや塗り薬(対症療法)
ロキソニンに代表される、痛み止めの塗り薬やシップ。
これらは痛みを抑えるための対症療法で、痛みの原因そのものを治癒させる効果はありません。
(時間が解決してくれる痛みなら別ですが)
冷感シップの場合、痛みは弱まりますが血行を阻害する効果もあるため、トータルの治癒が遅くなってしまう可能性もあります。
とはいえ、痛みのピークの時は「とにかくこの痛みを止めてくれ!」って思うんですよね…
私もロキソニン・フェルビナク・インドメタシンを一通り試しました。
本稿ではこれらの違いについて細かい説明はしませんが、結局どれが効くの?って言うと
「何が効くかは人による」
という身も蓋もない結論のようです。
どうせ対症療法ですから、自分が一番効くと思うヤツを選ぶのが一番だと思います。
ちなみに、私に効いたのはフェルビナクだけで、インドメタシンとロキソニンはあまり効果がありませんでした。
私の体にはラフェルサのフェルビナクのシップが一番合ったようです。
いずれにせよ、どうしても我慢できない時に使うようにして、常用しない方が良いでしょう。
低周波治療器
低周波治療器は、体に電気を流すことで筋肉を収縮・弛緩させ、血液の流れを促進させてくれます。
血液が流れるとコリの原因となる老廃物を流すことができ、体感で肘の痛みも和らぎました。
心地よい刺激があるので、自宅でマッサージを受けているようです。
流石に毎日マッサージを受けるわけにもいかないので、通院できないときはPrimeビデオを見ながら、低周波治療器で痛みを和らげていました。
私はオムロンの低周波治療器を愛用しております。
Elepuls HV-F128ってヤツです。
この機種は色々な治療の仕方ができるので、たいへん重宝しております!
コリがあるときの「じっくりコース」、痛みを取りたい時の「すっきりコース」を初め、
肩・関節・腕・足裏・ふくらはぎ・腰の部位別コースが6種類、
たたく・もむ・おす・さするのもみ方コースが4種類、合計12コースが選べます。
気持ちイイです…!
高周波治療器
これが届いたのはつい最近なのですが、しばらく使ってみてなかなか良いと感じています。
高周波治療器、パナソニックのコリコラン。
近所の電気屋で見かけてから、ずっと気になっていました。
「もうだいぶ良くなってきたんだけどまだ肩甲骨に違和感があるんだよな~」という状況なので、
ダメ押しで使ってみています。
割とカッコいい
低周波治療器が1200ヘルツ以下なのに対して、高周波治療器の電磁波は9メガヘルツ付近です。
低周波治療器との使用感の違いは、刺激が全くない事。
また、コードレスで小さく、目立たないので、仕事中でもずっとつけていられます。
私は肩・背中にシャツと挟んでつけています。(装着するためのリングが付属しています)
以前は、仕事していて夕方になると肩甲骨も痛み出したのですが、これを使うようになってから、背中の痛みはほぼなくなりました。肘はまだ痛いんだけどね…
治ったのはプラシーボ効果かもしれませんが、つけているところの筋肉がほんのりとあったかく感じているので、まあ実際に効いているのかな?
電気工学修士のマタスーさんとしては、低周波と高周波では届く患部の深さが異なると思うのです。
エビデンスのある研究結果も出ているようですし、しばらく使い続けてみようかと思っています。
鍼
個人的には、一番効いています!
肘や肩甲骨の痛さがピークの時には、仕事しながらずっと
「うおお!痛いんじゃあ!鍼をブスブスぶっ刺してくれえぇ!」
って思っていました。
マッサージも良いのですが、鍼はピンポイントで辛いところに届いて響いてくれます。
はい、背中と肘と、合わせると結構な数を刺されていますね。
この後、鍼に電気を流して刺激してもらいました。
なんていうかもう、ヤミツキになる刺激です。
終わった後、だいぶ楽になります。
個人差はあると思いますが、どこかが痛い時には鍼がかなり有効だと思います。
今も、肘に置き鍼が刺さってます。
フィギュアスケートの羽生結弦選手も、置き鍼を貼っているそうですよ。
私も羽生選手レベルって事ですね!
あ、もちろん、鍼はちゃんと鍼灸師の先生にさしてもらいましょう(^^
ストレッチと有酸素運動
治療も大切ですが、不調の原因を取り除くことも大切です。
原因の一つに運動不足があると考え、ストレッチと有酸素運動を生活に取り入れる事にしました。
週末に一度は30分程度のランニング(ずっと走るのは無理なのでほぼウォーキング)を。
週に2回、スプリント・インターバル・トレーニングを。
お風呂上りにストレッチ。
我ながら、だいぶ健康的になった気がします。
肘が痛いとPCを使う気になりにくいので、ネットに触れる時間が減ったというのもありますね。
結果として、ネットファスティング(ネット断ち)にもなりました。
運動の大切さはメンタリストDaiGoの動画や、書籍でイヤという程分かりましたからね。
スプリット・インターバル・トレーニング(SIT)ならば、5分もかからないので特におススメ。
詳しくはDaiGoさんの書籍でどうぞ!
マウスをやめてトラックボール導入
根本的な原因の一つとして、マウスの使いすぎというのがあったようです。
マウスは、移動するときに持ち上げますので、腕や肩に結構な負担がかかっています。
そこで、トラックボール。
ボールを指で直接転がすことで、画面上のカーソルを移動させます。
マウスと違い本体を持ち上げる事は無いので、腕への負担は大幅に低減されます。
そのため、プログラマーやグラフィッカーなど、PCを長い時間使うお仕事の方に愛好者が多いです。
肩こりや腱鞘炎に悩んでいる皆様、トラックボールを使うと結構楽になりますよ!
購入にあたっては、エレコムの安いヤツにしようかとも考えたのですが、「ボールの滑らかさが重要」という情報を得たので、ちょっとお高いロジクールの「MX ERGO」にしました。
傾きも腕にちょうどフィットしました。とても楽になったので満足満足!
休養
もしかしたら、十分な休養が一番大切かも知れません。
仕事をするとどうしてもパソコン使うので、毎日夕方には痛くなってきていました。
私は思い切って数日休みを取り、趣味でもほとんどパソコンを使わないようにしたので快方に向かいましたが、いつもの調子でブログ書いたりゲームしていたら、ずっと治らなかったように感じます。
とにかく、負担のかかる事はなるべくしない事ですね。
パソコンメインで働いている方にはかなり難しいかも知れませんが、とにかく、少しでも筋肉を休めるようにしましょう。
どこも痛くない幸せ
ここまで読んでいただいた方は、今、肘や肩甲骨に痛みを感じているのではないでしょうか?
辛いですよね。分かります。
なんでこんな目に会うのか、と…
でも、体のどこかが痛くなるのは重要な合図です。
より健康になるきっかけと捉えて、生活習慣を見直してみるのも一興です。
体もどこも痛くないというのは、とても幸せな事です。
その幸せに気がつくのは、どこかが痛い時なんですよね。
皆様の健康をお祈りいたします。
肘や肩甲骨が痛い人は、早く良くなりますように。
いじょっ!
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