今回、著者のひろゆきさんがちゃんと自分で書いたのは「おわりに」だけだそうでして、
要するにゆる~く読む類の本です(笑)
思考法や論理学の本じゃないよ
本のオビに「絶対に論破されない」と書いてあるので勘違いして買ってしまう方もいるようですが、ひろゆきさんの思考法を解説するような本じゃありません。
ニコニコ動画やテレビ等でひろゆきさんの返しを見ていると、とてもテンポが早くて内容も面白いです。彼のような思考法ができると面白いと思うのですが、なかなか理屈で説明できるものじゃなさそうですね(笑)
本書では、彼の立てている「ルール」と、どうしてその「ルール」を作ったのか、を説明してくれます。「自分にルールを課す」というと、何かストイックな感じも受ける人もいると思うのですが、ひろゆきさんは「ルールが人生を100倍ラクにする」という発想をします。
さすが、面白いなあ。
あえて言うなら、幸福論の本かと
おいらは、「人はなぜ生きるのか?」を考えると、「死ぬまでにできるだけ楽しく暮らすため」ってのが答えだと、今のところ思っています。
↑この感覚は私もいっしょなので、内容がすんなりと入ってきました。
世界にはシステムがあって、そのシステムの下でロジック(論理)に従って人や物事が動いていく
そういう考え方が僕にはあるので、自分自身、論理的に考えて論理的に結果を出すという生き方を実践しています。
そうすると何がトクかというと、幸せに生きることができるのです。
私は著者を「企画の天才」だと思っているのですが、その本質はエンジニアなのではないかとも思います。著者の意見はいつもロジック(それに賛成できない人も多くいますが)に従って導きだされています。
で、「考え方」さえ変えれば、お金の有無にかかわらず人は幸せになれる、というのがこの本の主題です。
実際、ひろゆきさんは億万長者にも関わらず、基本的に外食や買い食いはせず、ソシャゲも無課金で楽しむスタイルだそうです。自販機でジュースも買わないとか。徹底してますね~。
個人的に響いたルールを二つ紹介
一つ目は「最安値」から上げていく、というルール。
例えば家を探すとき、まず住みたい地域を決めたら、そこで一番安い物件を見に行く。
そこで満足すればそこに決めるし、ダメだと思ったら次に安い物件を見に行く。
これを繰り返して最終的に住む家を決める、というルールです。
レストランで食事を選ぶ時も、そうするとか。ひろゆきさん、お金あるのにねえw
でも、こないだ牛タンレストランでマネしてみたら、料理にも満足で一番安いメニューで済んで、なんとなくお得感がありました。
二つ目は、「モノづくり」をする、というルール
楽しさや幸せを、お金を使う事で感じる「消費者」は一生幸せにはなれない。
消費者のままの人生から抜け出すためには、クリエーターになるという方法しかない。
モノづくりをする人は幸せを感じる事ができる、というロジックです。
確かに、絵を描く事で幸せを感じる人や文章を書いていて幸せを感じる人は、それほどお金かからないし、場合によっては収入になったりもするわけです。
私も最近は、週末プログラマでPythonをいじっていますが、お金もかからないし、あわよくばアプリを作って公開したいし、めっちゃ楽しいです(^p^
ブログ書くのも、ノルマにしなかったらそれなりに楽しいし、歌ってみた動画を作っていたときは、食事を忘れるくらい楽しかったなあ…再生数はそんなに増えなかったけど←
あ、でもね、DTM(Desk Top Music)は、高い機材とかサンプル音源が欲しくなるから、結構お金かかります!(笑)
まとめ
幸せかどうかを決めるのは、結局のところ自分です。
考え方さえコントロールできれば、お金の多寡は幸せには関係ないという、まさに「コスパ最強」の考え方が詰まっています。
他にもいろいろと面白い発想で面白いルールが載っているので、一読の価値ありです。
この本を読んでいると、つまらない事で悩んでいるのがバカバカしく思えて来ました。
いや、自分が幸せである事に気づけるっていう方が正しいのかな?
どちらにせよ、読む前より、ちょっとだけ幸せで楽しくなれた気がします(^^
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