叡智の香り ローズマリー
ローズマリーは肉料理にも使われる事のあるハーブで、清涼感のあるすっきりとしたフレッシュな香りです。
頭をスッキリとさせ、記憶力と集中力を強化する事から、勉強部屋に向く香りです。
やる気のない時、自信を無くしている時、目的を見失った時などなど、脳に活力を与えて気持ちを高揚させてくれます。
朝起きた時に香らせると、一日頑張ろうって気持ちになれますし、引きこもりたい休日もヤル気がでます。
私は大事な仕事の時には、ベルガモットとブレンドして使っています。
ローズマリー自体、古代から薬用として用いられてきましたが、2000年代に入ってからの医学論文では、アルツハイマーの予防やパーキンソン病への効果も期待されています。
また、デオドラント作用に優れており、皮膚組織の再生を促す効果がある事から、
「若返りのハーブ」と呼ばれる事もあります。
擬人化したローズマリーちゃんは、元気で知的な魔法使いのイメージです。
キャラクターイラストの作者はクリプトクリエイターさん。ありがとうございました。
ローズマリーはこういう植物
画像ソース:wikipedia
シソ科の常緑低木で、地中海沿岸が原産です。水はけと日当たりの良い場所を好みます。
いくつかの変種があり、まっすぐに成長する立性と、地面を這うように伸びる匍匐性に分類されます。花の色は鮮やかな青から紫。(変わった色の花が咲く種類もあるそうです)
松葉に似た葉っぱを触るだけで、さわやかな匂いが香りたちます。
ハーブティーにしても美味しいです。
学名はRosmarinusですが、ローズ(薔薇)とは関係なく、花の色と形から「海(marinus)のしずく(ros)」というロマンチックな語源を持ちます。
記憶力、集中力を高めることから「記憶のハーブ」とも呼ばれ、前述の「若返りのハーブ」とあわせ、なんだか凄そうな異名ばかりです。
私マタスーもベランダでローズマリーを育てて、肉料理に使ったり、フレッシュハーブティーにして飲んだりしていました。
ティーは、「コモンタイム」というハーブとのブレンドですね。これホント美味しい。
古くから薬草として重宝されていました
ヨーロッパでペストが大流行した時、病死した人の死体をあさる泥棒たちは、セージ・タイム・ラベンダー・ローズマリー(いずれもシソ科)から作った薬で感染を防いだと言います。
また、ローズマリーを蒸留して作ったローズマリーウォーターは、ハンガリー水と呼ばれ、薬品・香水として利用されました。
「ハンガリー水を愛用していたハンガリーの王妃エルジェーベトは、いつまでも美と健康を保って、齢70歳を超えてからポーランドの若い王子に求愛された」という伝説もあります。
まあこれは尾ひれがついた伝説か、ポーランド王子が特殊な趣味の持ち主だったかのどちらかだろうと思いますが、ローズマリーにふさわしい面白いエピソードで、私は大好きです。
ケモタイプについて
同じ種類の植物でも、育つ環境によって含まれる化学成分が異なる場合があります。
化学成分の差が大きい場合、含まれる化学成分の種類や割合によって分類されているのが、ケモタイプ(科学種)です。
例えば、ローズマリーの芳香成分は主にα-ピネン、カンファ―、シネオール等ですが、カンファ―が多く含まれる精油を「ローズマリー・カンファ―」、シネオールの多く含まれる精油を「ローズマリー・シネオール」として、区別して販売しているブランドもあります。
初めて買うなら、シネオール種がおススメだよ!
精油購入時の注意
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、樹脂など、様々な部位から抽出した天然素材で、有効成分を高濃度に含む、揮発性の液体です。
100円ショップなどで売られている「アロマオイル」等の名前のものは、精油ではありません。
ご注意ください。
お手軽に精油を試してみたい方には、「ease-aroma」のシリーズがお手頃です。
他社の精油と比べて安すぎるので、私も始めて買う時は不安でしたが、実際に使ってみると香りもしっかりとしているので、普段使いは専らコレです。
お安いので、色々な香りを試せるのが嬉しいです。
一方で、希釈したオイルでボディマッサージをするなど、
本格的にアロマテラピーを楽しむなら、一度は「プラナロム」ブランドをお試しください。
原料となる植物の瓶の一本一本に成分分析表がついている、最高級ブランドの一つです。
【注意】
・アロマテラピーは医療ではなく、精油は医薬品ではありません。使用の際は製品の取り扱い説明書や注意事項等をご確認の上、正しくお使いください。
正しく精油を使って、良いアロマライフを!
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