投資先の国は分散してますか?
「投資先はアメリカに限定するのがイイ!」という考え方の人は一定数いて、それなりに論拠があります。
アメリカ株(アメリカ企業)のイイところを列挙してみましょう。
・株主ファースト
アメリカ企業は、割と平気でリストラします。
そこで働くのは辛いけど、株主としては安心です。世知辛いのじゃ~
・配当性向が高い
儲かった分は積極的に株主に還元してくれます。
・ドルが世界基軸通貨
何と言ってもドルは最強。
イスラム原理主義のテロリスト達も、ドル札だけは大好きです。
バツグンの通貨の信頼度。そしてアメリカの経済規模は世界一!
今後も基軸通貨の地位は揺るがないでしょう。
・米国経済は今後も成長が見込まれる
米国は人口も増えています。
ヨーロッパも日本も先行きが怪しい中で、米国経済の先行きは比較的明るい予測が多いです。
また、経済活動がグローバルになってきた最近では、あえて国別に分散投資をしなくても、経済のハブになっているアメリカに集中投資しておけば良い、という意見もあります。一理ありますね!
アメリカが中心は正解だと思う
以上を鑑みると、アメリカを投資の中心に据えるのは極めて合理的です。
日本株は身近で株主優待も美味しかったりして、売買が楽しいというのはありますが、「日本経済の将来は明るいか?」と問われると… まあ…
で、じゃあアメリカだけでいいのかというと、そんな事もないんじゃないかなって言うのが私の意見です。
企業がグローバル化しているとはいえ、成長が著しい国の成長の果実は、やはりその国の企業が享受する面が大きいでしょう。
2030年頃のGDP予測では、中国がアメリカを抜いて世界1位になり、インドはGDPが15年間で5倍になる予測がされています。
さらに言えば、アフリカもダークホース。ナイジェリアは2030年には人口が世界7位、GDPも20位あたりを伺っています。
なお、予測のデータは下記のWEBページがソースです。
簡単に各国に分散投資をするなら
おススメは投資信託です。
「先進国株」中心のインデックス投資信託なら、アメリカだけでなく、幅広く先進国に投資できます。その一方、当然のようにアメリカ企業の配分が大きくなりますので、自然とバランスが取れた配分になると言えます。
下記の図は、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の2019年6月月報より。
ご覧の様に、国・地域はアメリカがほとんどです。グローバルな大企業ってほとんどアメリカですから、仕方ないね。
もし、「先進国だけじゃなくてこれから伸びそうな新興国にも投資したい~」とお考えなら、
「新興国株式インデックス」とかを少し買い足してみれば良いかと。
私の場合、投資信託を中心(海外株インデックス+海外リート)にしながら、個別米国株の安定6銘柄と、個別日本株を買って行くというスタイルを取っています。(個別日本株は、ほとんど株主優待が目的です)
先進国株式インデックス一本よりもアメリカ中心にシフトしている形になりますが、100%アメリカ株ではありません。
「アメリカだけに一点集中するのが最高効率!」という意見にもわかるところはありますが、全てのタマゴを一つのカゴ(アメリカ)に入れるのは、チキンな私にはちょっと敷居が高いのでした。
Easy oar.
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