書評:心を落ち着ける どこでも座禅(中野東禅)

書評

瞑想について理解が深まった…かな?

最近は瞑想が日課になってきた。
おかげさまで、少しずつ「心の安らぎ」を感じる事が増えてきたような気がしている。

より深く理解を得るために、座禅についての本を読んでみた。

映画『禅ZEN』の影響も否定できない。イイ映画ダッタ…

 

さて、本書に書かれている体験談等を読んでいると、「やっぱり皆さん、このせわしない現代社会の中において心のゆとりを求めているんだなあ」と再認識した思い。

そう、座禅は心の落ち着きを取り戻すのにとても効果的だと実感している。

「十牛図」の説明がわかりやすい

本書の説明によると、「十牛図」とは、禅の修行を始めてから悟りを得るまでの道筋を、10枚の絵で表現したもの。

悟りの象徴としての牛を探し当て、飼いならし、家に連れて帰り日常に戻るまでを描写している。

1.尋牛(牛を探す)
2.見跡(足跡を見つける)
3.見牛(牛を見つける)
4.得牛(牛をつかまえる)
5.牧牛(牛を飼いならす)
6.騎牛帰家(牛に乗って家に帰る)
7.忘牛存人(牛を忘れる)
8.人牛倶忘(すべてを忘れる)
9.返本還源(自然に気づく)
10.入鄽垂手(町に出て人に尽くす)

本書では分かりやすく、サラリーマンを主人公にして描いてくれているのが親切。

私は三番目の見牛って段階かな。

牧牛(牛を飼いならす)のところまで行っても、それが会社や日常生活の中で安定できる(騎牛帰家の段階)ようになるには、更に修行が必要ですよって書いてあって、逆に安心しました。

8番以降は、私にはまだちょっと想像がつかないですが。

心を落ち着ける事は、どこでもできる

本書は、一般的な座禅の正しいやり方はもちろんの事、電車の中や会社でもできる座禅や、歩きながらの歩行禅も紹介してくれる。

本当に、どこでも座禅。

仰向けになって呼吸を整える、「仰臥禅」も気持ち良くてイイですね。

座禅は良いですよ。心のバッテリーを充電できる感じがします。

仏道をならうというは、自己をならうなり。
自己をならうというは、自己を忘るるなり。

Easy oar.

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