昨日日曜日、おかげ様で、無事退院する事ができました。
頭はしっかりとしているのですが、体力がまだ全然戻って来ていないのと、食べ物や量に気をつけないと腸閉塞の危険もあるという事で、しばらく自宅休養の予定です。
ブログとかゲームとかしてたって、サボっているわけじゃないんだからねっ…!
手術が成功に終わって、術後も乗り切った今だからこそ運動・食べ物には細心の注意を払わねば。
SEKIROをクリアするまでは死ぬわけにはいかんのです。
どんな病気?
私の病気は一般的な「癌腫」とは違いますが、いわゆる悪性腫瘍(がん)の一種で、神経内分泌腫瘍(NET:neuroendocrine tumor)というものだそうです。昔は「カルチノイド」とも呼ばれていたそうです。
がんの中では希少種との事で、一般的な癌よりも増殖や転移のスピードが遅いというのが救いどころ。しかしながら、転移の能力自体は高いようなので、「放置、ダメ。絶対。」
私の場合は直腸にできたNETなので、直腸NETと呼称されます。直腸カルチノイドという呼び方も同じ病気です。
直腸カルチノイドで検索すると、闘病されている方のブログなども複数ヒットしたので、心の支えになりました。
手術までの経緯
会社が援助してくれる、大腸内視鏡検査で見つかりました。
検査してくれた病院では、「直腸NETの疑いあり」という所見で、すぐさま県立がんセンターを紹介してくれました。
県立がんセンターでも、おそらくNETだろうという事で、エコー診断でNETと確定した後、内視鏡を使って腫瘍を摘出しました。
転移の兆候が見られなければ、ここで完治(経過観察は必要)なのですが、摘出した腫瘍を生体検査したところ、「リンパへの転移の可能性あり」との兆候が見つかっちゃいました。マジか…
「まだ40代ですし、他に転移したら予後はとても厳しいものになります。外科手術を強く推奨…!」とほぼ同い年の女医さんに言われました。
手術のリスクも色々と、例えば人工肛門が必要になる可能性もあると聞かされていたので、ちょっと逡巡しましたが、体の中に爆弾を抱えているのもメンタルに良くないな~と考え、手術を決心しました。
そのあとMRIやCTスキャンなどで全身を検査した後、転移ナシを確認してから外科手術に進みます。
どんな手術を受けたのか
腫瘍のあった近くの直腸と、リンパ節を切除しました。
がんはリンパを伝って全身に転移する可能性があるので、それを阻止するために腫瘍付近のリンパを切除する事があります。(郭清と言うそうです)
手術自体は、全身麻酔で寝ている間に終わったので体感は一瞬でした。
なにか夢を見ていた記憶があるのですが、どんな夢だったか全く思い出せません(^^;
手術は成功で、肛門も無事に残りました。
術後がね… それほど痛くはないんだけど、体にいくつかチューブがついていたり、おむつ生活だったりして結構辛かったっす…
術後は色々と不安なんですよね。チューブにテンションかかっちゃったけど大丈夫かな?とか、これ後遺症の原因にならないかな、とか。毎日おっかなびっくり過ごしていました。
手術の翌日には点滴台を持ってヨチヨチ歩きができるようになり(すぐに疲れますが)、歩いた方が腸の早い回復を促すとのことでしたので、なるべく歩いてリハビリしていました。
術後、ちょうど1週間入院して過ごし、昨日退院です。
現在の体調
・頭の方はしっかりとしており、ブログもかけます。
病前より研ぎ澄まされていると言っても過言ではありません。
(病前がボケボケであった説あり)
・体力的には、近所のコンビニに買い物に行くのが少し疲れる程度です。
(歩くことがリハビリになるのでなるべく歩いています)
・胃の方は元気なので食欲はそれなりにありますが、
食事の量は従来の半分程度にセーブしています(1週間程度の指示)
次回の通院まで、ラーメン・すし・ナッツ類など、禁止食物が結構あります。これはツライ。
・体に痛みはありません。
・排泄時の感覚が術前と大きく異なっており、慣れるのに少し時間がかかりそうです。
念のためトレーニングパンツ(パンツタイプのおむつ)を着用しております。
紙おむつを卒業してトレーニングパンツに進むという、まさに初心に帰る思いであります。
次回の通院は15日後の予定なんですが、そこまではお寿司もラーメンもお酒もナッツも禁止…
これなんて罰ゲームなの?なんて嘆きも出てきますが、健康第一、しばらくは低残渣食で頑張ります。
Easy oar.
コメント
[…] でも、直腸を切除してしまった関係で頻繁にトイレに行く事が多くなり、 […]