どちら向きにも挿せるUSBなど邪道である

デジタルクラシック宣言

電気屋へ行ってつい最近知ったのであるが、最新のUSBは、どちら向きにも挿入可能なようだ。

確かに従来のUSBは、挿入口を目視せずに山勘で挿そうとすると、たいていの場合、不適切な向きになる。

確率的には半々であるにも関わらず、なぜたいていの場合間違った向きになってしまうのかという命題は、長いこと世の物理学者や統計学者を悩ませてきた。

USBをどちら向きにでも挿せるのであれば、挿入口を目視して確認したり、あるいは間違いを修正したりする時間と手間をなくすことができる。

ちりも積もれば山となる。この新USBインタフェイスの発明は、人類の生産性を新たな次元へと昇華せしめると言えよう。

だが、あえて言おう。

どちら向きにも挿せるUSBなど、邪道である。

そも、USBというものは、「こっちかな?」と挿してみて、上手く挿さらないから向きを間違えたかと思って逆にしてみて、それでも挿さらないから端子口を見てみたら、最初の向きが正しかった。

ここまでが様式美である。

我が輩、美にはこだわる。

とはいえ、新たなテクノロジーを試さぬなど、新しいモノ好きの沽券に関わる。
ゆえに、買ってきてしばらく使っている。

あ~ すごい便利だわ~ これ!

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